物語の中心の舞台とも言われる世界。
綺麗な草原の地、灼熱を帯びさせる砂漠の地、絶対零度の雪原などがあり、その他国も小さいながらに多くあり、世界の中心にはどの国にも属さない大きな街もある中、誰が聞いても知らないことはない程の二つの大国が存在する。また、この二つの大国による戦火が一番大きく、30年経ってもこの戦争は終結しておらず、今も尚続いているのだとか。
高潔な騎士達が多く、またその国王も高潔な騎士であることで有名な皇国。
皇国を治めている王族はそれぞれ一つの感情による特殊な異能力を発現されているようだが、それらはどれも皇国の民達を護り、救った力とされ、異能力を持っていながらに迫害されることがない例外のような存在となっている。また、教育機関もあるそうで、そこでは主に騎士の道を歩みたいという志を持つ者を育てるものであるが、それ以外の一般的な教育を受けることも出来るのだとか。
高潔な騎士達の中でも最も秀でた実力を持つ騎士達がおり、それらは"流星の聖騎士団(ロイヤルナイツ)"と呼ばれている。その数は少数ながらに、一人一人が一騎当千の力を持っているのだとか。
悪逆非道な者が多く、悪い印象でしか語られる、最悪な帝国。
その評判通り、帝国は目的の為や帝国の繁栄の為ならばどんなに最低な手を使ってでも行っており、最早人の心がない程にまで鬼畜な所業をする者達の集まりの国とされている。
また、帝国を治めている王族達は異能力ともヴァーチャーとして得られた恩寵とも違う"力"を持っており、それらは古来帝国を護ってきたとされる四大古竜が一翼、赤龍のガルムディヴァールとの契約による"力"なのだとか。
異能力を持つ者であり、そして迫害を受けたことによって様々な大罪を犯したものの、そのどれらも帝王によって救いあげられ、そして今では帝国兵達をまとめ上げる存在として高い地位にいる"七つの大罪(セブンシンズ)"と呼ばれる7人の異能力者がいる。異能力を持っているので、その力の強大さ故に一騎当千すら越えてしまう者もいるのだとか。
世界の中心にある大きな国。フォクスティア皇国やグルスフィア帝国のように元々から大きく栄えた国、という訳ではなく、元々は八神の領域である"アルカディア"を中心に、様々な小国が合併していき、結果フォクスティア皇国とグルスフィア帝国と並ぶほどの大国となった。そんな中、八神を信仰する文化が生まれ、それぞれの神を信仰する宗派、宗教が生まれた。また、神々の下で戦うことは野蛮且つ愚かである上戦争をしないという考えを持つ者達の拠り所、逃げ場所でもある為、特にグルスフィア帝国とは不可侵条約を締結している。フォクスティア皇国とは、それこそ戦いから逃げる者達が移住していることもありフォクスティア皇国とは友好的な関係を築いているようである。この統合国は八神を信仰する宗派がそれぞれあり、八つの地区に分けられている。有名な飲食店や商店、商工会などがある。また、統合国内で戦闘を起こした際、罰が下される。
パラヴィーナの上部分に存在する、代表的な草原地帯。ここは、どの平原地帯や草原地帯よりも風が靡き、そして、風神ガルシアが残した風属性の魔力が草原全体に広がってる為、他の草原よりも清らかな風が吹いており、そして一番広い。北グラスウィルド草原と南グラスウィルド草原と、南北に分けられているほど。この南北それぞれに大きな集落があり、その昔から大戦争をしていたわけだが、現在は草原を制する"草原の覇者"がこの戦争を終結させ、今となっては南北の草原の民は交流を深めている。しかし、そんな大戦争をしていた事もあり、魔力が流れてる地脈が"何か"に汚染され、地脈のその部分が腐ったかのようになってしまう"渾沌の黒死帯"という物が草原の各地で発生している。覇者の手によって南北が合併したこの草原で、彼らはこの謎の一帯を殲滅し、地脈を浄化せねばなるまい。しかし、それでも戦いを望む者というのは少なからずいるようで、少し面倒な事にもなりかけている。
年中雪が積もっている地帯。この一帯だけ地脈に流れる魔力が氷属性に偏りに偏ってしまい、こうした異常気象を来たしてしまっている。その地帯はあまりにも寒いという次元を越えており、昔は生半可な気持ちで足を踏み入れては凍りついてしまっていたが、イヴェリア凍国というエルサルカ雪原の首都国家があり、それを建国した初代凍王フォーゼン・イヴェリアが、雪原地帯にのみ偏った氷属性を地脈ごと抑える機械を発明し、寒さというものをある程度抑えることで、寒さは感じるもののそれによる震えなどは感じさせないような状態へと落ち着いた。そんなイヴェリア凍国は、今凍国内で若くして代四十二代目凍王となった元第一皇子とそれに納得しない第二皇子による紛争が起こっており、その苛烈さは凍国全体だけでなく、雪原地帯に拠点を置いている半グレ組織すらも巻き込むような事態にまで発展してしまっている。
この世界には、統合国に統合されること無くそのまま自然崩壊した廃国や、ゴーストタウン、廃村などが幾多存在する。どこもかしこも貧民や戦争難民などが蔓延っていて、その上、特に廃国やゴーストタウンには半グレ組織が多数存在している。しかし、それらのほとんどは何者かの息が掛かっているのか、集束的な動きを見せているところがある。それこそ、統合国内にちょっかいを出すような動きなど。
何処かに皇国領内及び帝国領内を繋ぐ地下道や近道、抜け道があるとされている。
帝国に属する者は、皇国に繋がる道を探し、尚且つ帝国からその道までどのようなルートが最適かを調べること。また、帝国に害する可能性がある特定の半グレ組織の壊滅をすること。
皇国に属する者は皇国領内に繋がる道を捜索しつつ、その周辺で彷徨く帝国に属する者を撃退すること。また、貧民や戦争難民、戦争孤児を見つけた際は即時に保護し、アルカディア統合国まで送ること。
・廃国
自然崩壊…フォルグ廃小国、ガルド廃国、ゼルド廃小国、アルフリス廃小国
グルスフィア帝国による侵攻で壊滅…クラルリア廃国、ジルクストルフ廃帝国、ヴァンストリフ廃国、ドルフィス廃国
・ゴーストタウン
自然災害による壊滅…ガルテルス街、シルミルラ商店街
半グレ組織による侵攻で壊滅…ガンマルラ街、フォルド町、グリルア街
※これらの地名・場所は成り等で使って頂いても構いません。
自然崩壊した廃国は、建物こそほとんどの物は綺麗に残ってるものの、かなり古びてしまい今にも崩れてしまいそうな物ばかりとなっています。自然災害で壊滅したゴーストタウンは、建物は残っててもその外見はほぼ無くなっているようなものです。自然崩壊・自然災害による壊滅した廃国・ゴーストタウンには元々はそこに住んでいた孤児や難民がかなりいます。それと同時に、半グレ組織もおり、難民や孤児を快楽的に殺したり誘拐して人身売買の商品にしたりとしています。
グルスフィア帝国及び半グレ組織の侵攻によって壊滅した廃国・ゴーストタウンは建物どころかその風貌すら無くなっており、場所によっては更地になり掛けている場所もあります。また、侵攻した半グレ組織に関しては、多くの組織はそこを根城としており、今となっては半グレ組織同士が戦争をしていると言っても過言ではありません。しかし、そんな半グレ組織も最近では集束的且つ的確な集団行動をするようになっています。理由は不明ですが、今の所それらはグルスフィア帝国に仇なす存在ではありません。
廃村に関しましては、自由にしてくれて構いません。飢饉などで滅んだ、人が居なくなったことで廃れたなど、どんな理由でも構いません。しかしそこに難民・孤児・半グレはいません。本当に、もぬけの殻。あるとすれば、あるかもしれない皇国及び帝国に繋がる抜け道…かもしれません。しかしそれはどの廃れた場所にも存在するので、なんとも言えません。